2012年12月27日木曜日

問題集には書き込まない。



みなさんこんにちは。

繰返し、新しく指導する生徒が出てくるたびに、思うことがあります。

書込み式になっている余白の多い、小中学生用の問題集の使い方についてです。




■書込み式の問題集でも、書き込むな!

学校での教科書準拠問題集、予備校や塾のテキスト、

テキストに直に解答を書きこんで、答え合わせをし、まるつけと正答を書いて、

取り組む生徒がいかに多いか。



これでは、間違った問題でも繰り返し問題を解くことが出来ません。

白紙の状態から正答にたどり着くことが出来るのか、確認出来ないです。

とくに小中学生用のテキストはこのように書き込めるように空白が開いているので、

何も考えずにそこに解答してしまいますよね。



必ず、テキストに1冊のノートを準備し、

ページ、問題番号をノートに記した上で、

ノートに解答を記入していきましょう!!

テキストへは、間違った問題や自分にとって重要と思う問題番号に、

マーキングをしていきます。

こうすることで、問題集として何度も繰返し反復することが出来ます。




■学校へ提出するために書き込んで提出する?

学校から出された課題としてテキストに書き込んで提出する場合があります。

テキストに直に書き込ませて提出させるのは、やめてほしいです。



テキストに書き込む習慣のついた生徒は、

書込み式ではない余白の無い問題集でも、直に解答を書こうとしていしまいます。

少ない余白に解答を書くものですから、

特に記述式の問題など、しっかりとした解答を書くことが出来ず、

テストの解答では、筋のとんだ、ちゃらんぽらん、つながらない解答になってしまいます。

生徒にとって、いいことはありません。

いいことは、提出させる側の教師の確認効率の面だけではないでしょうか。



テキストに書き込んだことで、

「このテキストはやってしまった!」

勉強をやったつもり、できたつもりになってしまい、

結局出来ない問題だけが、積っていきます。



■出来る問題でも反復することは重要だ。

間違った問題だけを反復することだけでは、不十分です。

出来るようになった問題でも、正答までにたどり着ける時間が関与してきます。

もっと早く解ける手順があったり、

解き方を覚えてしまうことで、はしょる部分が出てきたりすることで、

試験の際に、より難しい問題に費やすことが出来る時間が増えるのです。

何度も問題演習を反復する、というのはこのような意味合いも含まれます。

できるからやらなくていい、ではいけません。





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