2012年7月27日金曜日

模試から見た夏休みの使い方(高校受験編)

こんにちは!
受験生の皆さん、勉強ははかどっていますか?
今年は、オリンピックイヤー。スペイン戦、勝ちましたね。観戦はほどほどにね!

さて今日は模試利用法の「高校受験編」です。
全国編といきたいところですが、
各都道府県で様々な特色ある入試が行われており、標準化できません。
今日は、ここ静岡県のレベルでお話を進めたいと思います。

静岡県では、9月初旬、12月初旬に学力調査というテストが県下一斉に行われます。その後、2月初旬に私立高校一斉入試、3月初旬に公立高校入試というスケジュールです。

9月12月の学力調査は、いわば来春の高校入試の前哨戦で、およそ学力調査の結果と内申点から受験する高校が決定されます。そんな状況もあり、7月8月の夏休み期間の勉強は、とてつもなく重要で9月の学力調査(学調)につながるわけです。

そんな学調対策模試が静岡県では行われます。
県下で行われる模試のうち、規模の大きいもので、「県統模試」と「静岡県進学模試」があります。
どちらも静岡県公立高校入試、学調の問題をしっかり研究し、傾向に沿った出題がなされます。母数も大きいので志望校判定も信頼がおけます。

中学3年生の人は、どちらかを受けておくのが賢明です。(行っている塾によって違うと思いますが・・・)

受ける目的は、大学受験と同じです。

受験してからすぐに復習をしましょう!
(県統模試は、当日に模試の解答解説・類題集が配布されるので近々に復習すること!進学模試は後日だったと思います。)

①弱点の洗い出し。

自分なりに、どの範囲が出来ていないか(数学なら作図や図形の証明、一次関数、英語なら条件英作文、理科なら物理、化学、生物、地学範囲など)、把握しましょう。

②到達度の確認。

自分の目標校のボーダーラインに対して、5教科総得点がどのレベルなのか・・・客観視しましょう。

③典型問題の定着

とくに数学や英語は学調での典型問題が出題されますので、傾向に慣れておくのと出題パターンを把握しておくことが大切。

まちがっても、志望校判定で一喜一憂しないことが大切!
模試は復習あるのみです。

中3生のみなさん、体調を崩さずにがんばるのだ!

では、また更新の日まで。

2012年7月20日金曜日

模試から見た夏休みの使い方

今日の午後から夏休みが始まったところも多いと思いますが、高校受験生・大学受験生にとっては、とてもとても大切な期間が始まりました!センター試験まで、あと半年。夏休みは、天王山ですね。まずは体調をしっかり整え、天王山を有意義に使ってくださいね。

今日は、「模試からみた天王山の使い方」です。

まず、模試スケジュールから確認していきましょう。



7月までには大方の高校で『進研模試(マークおよび記述式)』が行われました。

今後、夏休み期間には、大手予備校の

『駿台全国マーク模試』『全統マーク模試(河合塾)』、『代ゼミ全国センター模試』などの

マーク模試が中心に行われます。(代ゼミはもう明後日です)

その後の、8月後半から9月前半にかけて「大手予備校の記述式模試」があります。

そして、難関大を目指す一部の人には、「大手予備校の各大学オープン模試(東大・京大など)」

そして、9月に『駿台ベネッセマーク模試』



というのが、夏休み前7月から9月にかけての流れです。

ここで、このような模試をしっかり活用していく計画作りを見ていきましょう。



まず、

①7月までに受験した模試の復習を行うこと。

模試の解答解説でしっかりと復習するのは当然のコト。
このときに、自分の復習しなくてはいけない範囲を把握して、出来なかったところを出来るようにするための戦略を立てよう!
ここが、夏休みの中心的な学習内容になるはずです。
(もうすでに復習が済んで、勉強も進捗しているハズです・・・)


②夏休み期間のマーク模試を受けよう。

それぞれ実施される時期が異なるので、自分の目標に合わせて、そして、受験者層に合わせてマーク模試を受けよう!

どれも、時期が早目で、センター試験を意識した模試なので、各科目基礎力を中心として見た場合、さらに弱点が洗い出せます。

そして、受験者層と問題レベルですが、ベネッセ模試に比べて、駿台>全統の順で難度が少し上がる印象、受験者層についても同じ印象です。


③9月の駿台・ベネッセマーク模試を目標にしよう。

夏休み期間に学習した成果を9月の駿台ベネッセマーク模試で試そう。

試すというより、モチベーション維持に使いたいですね。特に現役生にとっては、「まだまだ時間はある!」と前向きにとらえて、ここでも今後やらなきゃならない範囲を洗い出すことに使った方が、さらにモチベーションは維持できると思います。

大学受験生対象の模試は、当然ですが、高3の現役生と高卒の浪人生が受けます。当然難関大学を目指す高卒生はある程度基礎が出来上がっているものですし、現役生は受験範囲がまだ完全に履修出来ているわけでもありません。

現役生はやはり、弱点洗い出しを目的に模試を受けるのがイイです。(高卒生もそうです)9月の時点、11月の時点で判定を出すには、明らかに現役生の方が不利だからです。


受験料をはらって、結構な時間を費やして受けている模試。
「受けて一喜一憂して、終わり!」では、あまりにも脳が無さ過ぎます。
しっかり計画して、活用していこう!

では今日はこの辺で。



2012年7月19日木曜日

英文の構造について

こんにちは。今日は英文の構造について、英語と国語のつながりから考えてみました。

英語の主語、動詞、目的語、補語、修飾部をしっかり認識しようというのは基本ですが、これら日本語の文にも通じる品詞が判別できないことがあります。

特に形容詞や副詞が認識できないと、中学2年生で学習する「不定詞の名詞・副詞・形容詞的用法」が理解できなくなります。

実際に、

形容詞って・・・?副詞って・・・?

という人は少なからずいます。

中には、主語、動詞が正確に判別できない人も・・・。

そこで、国語に戻らなくてはなりません。

しかし、自分自身で、気づいて国文法に戻ると言うことができる人は、そういないです。指導者がいないとだめだと思います。

小学~中学前半レベルの国文法を復習します。

『これでわかる国文法中学1~3年』

 



中学レベルでは、前述の「不定詞」、「動名詞」の名詞となる用法や、形容詞副詞的用法の理解へつながりますし、国語でいう修飾被修飾の関係にあたる、「分詞」、「関係代名詞」の理解にもつながります。

国語の文の構造を理解しておかないと、英文の構造も理解できません。


このアタリは、だれかしら補助が無いと、自分自身でバックして学習しようというのは、少し無理があると思います。

ある程度、高校英語になじんでいるのであれば、

日本語と英文構造を対比した『もう一度中学英語』を読むと構造が基礎からはっきりと分かると思います。高校英文法をかじっているなら、分厚いですが、すぐに終えられる内容です。




このような国文法知識が養われていないと、さあ英文構造を勉強しようと、『英文読解 基本はここだ!』などを読もうとしても、理解が進まないと思いますよ。


以上、国語と英文構造のお話でした。



2012年7月12日木曜日

計算処理のイメージ

こんにちは。

今回は、少しとんちんかんな記事になるかもしれません。(笑)


中学生の皆さんで計算が、まだまだ思うようについてこない・・・という人がいると思います。

試験会場で、試験が始まり、しばらくすると鉛筆が机を打つ音がいっせいに聞こえてきます。昔そろばんをやっていた人は、検定会場で、始め!の合図でいっせいに、そろばんをはじく音が流れます。

うまく言えないですが、計算処理ってリズムです。

リズムを作れないうちは、演習が足りません!


そうです。鉛筆の動きが止まるのは、演習が足りません!


試験時間は、計算で考える時間を考えてはくれていないのです。


イメージできない人もいるかもしれませんが、

私の感覚では、高速道路で追い越し車線を一定速度で巡航している営業マンの感覚です。(笑)
(期限までに、ノルマを達成しなければならない、、、しかし落ち着いている。)

中学生的なイメージだと、、、

長距離持久走で、規定時間内のタイムを作らなければならない、、、しかし余裕を持って一定速度で走る。

これを伝えるには、実演しかないですね。(笑)

では。。。







2012年7月10日火曜日

古文勉強法 その1

皆さんこんにちは(^^)! 久々の投稿になります。

 今回は古文の勉強についてです。

 古文は、「苦手だ!」と言う人が非常に多いです。なぜ、そんなに苦手意識があるのでしょうか? 

「古文の文章を読んでも、意味が分からない。」

 そうです。古文は、英語の単語などと違い、なんとなく、読めてしまうのです。
そして、「何とかなるだろう・・・」そういう思いが出てくるかどうかは別にして、英語などと違い、重要性が響かないので後回しにされるのだろうと思います。

 また、中学でも古文を学習しますが、現代語訳が問題と一緒に出ていたりして、目的は古文を、日本の古来の文章として趣を親しむ程度のものです。文法の動詞・助動詞・敬語などをしっかり学習することはありません。


 ではどうするか・・・ 古文勉強法です!

高校レベルの古文文法を勉強する前に、必要な人は、中学レベルの古文に親しむことが必要です。

くわしい国語(文章読解)中1~3年(文英堂)

古文の単元をさっとおさらいしましょう。
歴史的仮名遣いや、助動詞などの基本用法を理解すること。そして、現代語訳を想起しながら、「枕草子」や「徒然草」を音読しましょう。
動作主や会話文が、認識できればいいでしょう。




 ①文法を単文で習得する。

富井の古文文法をはじめからていねいに(東進ブックス)で文法のポイントを取得しましょう。

  

ポイントが学習できたら、文法単元ごとに、ドリルで演習です。ポイントが利用できていることを確認しましょう。


ステップアップノート30古典文法基礎ドリル(河合出版)

ステップアップノートの解説は決して詳しくはありません。なぜそうなるのか、理解できるまで、『はじめからていねいに』へもどって確認しましょう。

単文を品詞分解して、現代語訳を理解できるようにしましょう。
古語の意味は、下の565で調べましょう。




②重要古語を覚える。

基本200~300語程度の重要古語の意味を覚えましょう。
英単語と違い、つづりまで覚える必要はありません(^^; 意味だけです。

最終的には覚える古語は、多ければ多い方が有利ですよ。
決して、200程度にとどまらないこと。センター古文も、極端な話、問われる内容は違いますが、東大での出典と変わりはありません。


古文単語ゴロ565

好き嫌いがあると思いますが、自分的には、ゴロとイラストイメージで覚えやすいです。
古語と意味が直結するように覚えましょう。



はい、まずは、ここまでです。

次回は読解へ!



2012年7月6日金曜日

中高一貫英語カリキュラム、入学前によく考えましょう!

期末テスト真っ只中の7月第1週です。

「英語Ⅰのテスト範囲はCROWNⅠとCROWN+と英頻です!」



とある地方中高一貫校のテスト範囲です。前回の中間テストでは、英頻からの出題は無視できる程度ではありません。
基礎編なので、それほど負担にはならないと思いますが、ついこの間まで、NEW HORIZENの教科書で四苦八苦していた生徒は、たいへんです。しかも、独習です。
(ちなみに英語グラマーではFORESTおよびそのドリルも範囲内です。)


地方中高一貫校では、上位生徒と中間下位生徒の実力の差がとても大きいです。
英単語の記事でも、同様ですが、どうしても私立の中高一貫校は上位にあわせた教材を準備します。そこが、英語嫌いを生む盲点となっているのではないでしょうか。

『NEW HORIZEN』→『CROWN』+『即戦ゼミ 英語頻出問題総合演習』ならまだいいですが、中学入学時から『PROGRESS21』をメイン教材として使っている地方中高一貫の中下位層にとっては、最悪といわざるを得ません。(たしかに、上位層にとっては、実力を伸ばせるいいテキストです。)

『PROGRESS21』などは、「ブランド」教材です。確かに、ひきつけられるかもしれません。しかし、裏を返せば、将来的に着実な英語定着が望めないかもしれません。

入学する学校の英語カリキュラム、よく考えましょう。


2012年7月4日水曜日

単語帳を辞書に!

こんにちは。
7月第1週ということで、期末試験真っ只中!という方もいますね。成果が出ることを期待しています!

今日も、昨日に引き続き、英単語集の記事です。

単語帳、単語集というと、英単語、古語です。
私が受験生の頃はせっせと研究社の辞書で分からない単語を調べていました。それもひとつの単語に、いくつもの意味があり、辞書の例文を見ながらマッチするものを調べるという効率の悪いものでした。

今は、『システム英単語』に代表されるような頻度順で網羅された単語集があります。まずは、この単語帳を辞書代わりに調べることをお勧めします。

動詞ひとつあげても、頻出の意味・語法が一目で分かります!たとえ、その語法を目的に調べていなくてもです。ついでにチェックしておきましょう。まめにやるなら、調べた単語のページに付箋をはって、後に復習するのがお勧めです。

単語帳を辞書代わりにする利点は、レベル別に調べる単語の重要度が分かることです。例えば、『システム英単語basic』にある単語であれば、センターレベルまでは必須の単語ですし、『システム英単語』にのっているなら、国公立・二次レベルという判断ができます。自分の調べなければならない英単語がどのレベルなのか、を知っておくことは大切です。

逆に、メジャーな単語集に載っていない単語であれば、それほど重要な単語ではないという判断ができます。(しかし、差がつくのは明らか。)


2012年7月3日火曜日

英単語の穴を埋める!

こんにちは。

今年もすでに6月が終了。2012年上半期の終了です。早いですね・・・!受験生の皆さんにとっては、すでに7月、受験での一つの山場、夏期を迎えようとしていますね。

そんな中、積み重ねが重要な科目の英語ですが、英単語に穴はありませんか?早い段階で、英単語の習得度を一通り見直してみるといいですよ。

英単語集や英熟語集ですが、皆さんは何を使っていますか?代表的なものは、「ターゲット(旺文社)」「速読英単語(z会出版)」など、書店へ行けば、様々なものが並んでいます。どれを選べばいいのか悩んでしまうでしょう。あるいは、学校で配布された英単語集を使っている人もいると思います。

使用する英単語集を選ぶ上で、基礎英文法や基礎単語は大丈夫か?という視点で考えてみてください。

例えば、『DUO select(アイシーピー)』(重要単語、熟語を例文に凝縮したいい単語集ですが・・・)を配布して定期試験に出題する高校もありますが、まだ英文構造を十分塊として把握できない人が、苦心して使っている場合もありますし、大学受験のセンター~難関大対応の『ターゲット1900』を定期試験に出題するところもあります。(学年全体では、それが合っている人もいれば、中学レベルの穴がある人もいるのです。)

『ターゲット』を例にとると、大学受験用として難易度順に、『1900』『1400』『1200』『1100』があります。例えば、中学レベルの英単語が不十分な人は、『1100』からチェックしていく必要があります。案外、こういう中学~高校初級の英単語に穴がある人が多いです。段階を踏んでレベルを上げていきましょう。

ここでのお勧めとしては、

『DATABASE 3000(桐原書店)』(中学レベル基礎単語の確認)
中学レベルの単語の確認チェックとして使うのがいいと思います。確認できたら、『システム英単語basic』へ進みましょう。



『システム英単語basic(駿台文庫)』(高校基礎単語~センターレベルの確認)
システム英単語は、ミニマルフレーズという、最小限の単語の使い方として覚えることができますし、語法という面でも効率よく確認できると思います。
しかし、最終的には、ミニマルフレーズで単語の意味が出てくるのではなく、単語のみ→意味の一対一で対応させて覚えるのが原則です。



『システム英単語(駿台文庫)』(大学受験 難関大レベルまで)