2012年12月27日木曜日

問題集には書き込まない。



みなさんこんにちは。

繰返し、新しく指導する生徒が出てくるたびに、思うことがあります。

書込み式になっている余白の多い、小中学生用の問題集の使い方についてです。




■書込み式の問題集でも、書き込むな!

学校での教科書準拠問題集、予備校や塾のテキスト、

テキストに直に解答を書きこんで、答え合わせをし、まるつけと正答を書いて、

取り組む生徒がいかに多いか。



これでは、間違った問題でも繰り返し問題を解くことが出来ません。

白紙の状態から正答にたどり着くことが出来るのか、確認出来ないです。

とくに小中学生用のテキストはこのように書き込めるように空白が開いているので、

何も考えずにそこに解答してしまいますよね。



必ず、テキストに1冊のノートを準備し、

ページ、問題番号をノートに記した上で、

ノートに解答を記入していきましょう!!

テキストへは、間違った問題や自分にとって重要と思う問題番号に、

マーキングをしていきます。

こうすることで、問題集として何度も繰返し反復することが出来ます。




■学校へ提出するために書き込んで提出する?

学校から出された課題としてテキストに書き込んで提出する場合があります。

テキストに直に書き込ませて提出させるのは、やめてほしいです。



テキストに書き込む習慣のついた生徒は、

書込み式ではない余白の無い問題集でも、直に解答を書こうとしていしまいます。

少ない余白に解答を書くものですから、

特に記述式の問題など、しっかりとした解答を書くことが出来ず、

テストの解答では、筋のとんだ、ちゃらんぽらん、つながらない解答になってしまいます。

生徒にとって、いいことはありません。

いいことは、提出させる側の教師の確認効率の面だけではないでしょうか。



テキストに書き込んだことで、

「このテキストはやってしまった!」

勉強をやったつもり、できたつもりになってしまい、

結局出来ない問題だけが、積っていきます。



■出来る問題でも反復することは重要だ。

間違った問題だけを反復することだけでは、不十分です。

出来るようになった問題でも、正答までにたどり着ける時間が関与してきます。

もっと早く解ける手順があったり、

解き方を覚えてしまうことで、はしょる部分が出てきたりすることで、

試験の際に、より難しい問題に費やすことが出来る時間が増えるのです。

何度も問題演習を反復する、というのはこのような意味合いも含まれます。

できるからやらなくていい、ではいけません。





2012年12月11日火曜日

中学英語を侮るな。



みなさんこんにちは(^O^)/。

前回更新時は、紅葉でしたが、今回の更新では、季節は一気に真冬を呈してきました。

久々の更新となります。

今回は、来年大学受験だというような場合に、

英語が伸びないときにどうするかという話です。


■ワンランク、ツーランク下のレベルに戻ってみる。


高校1年、または高校2年のベネッセ模試で偏差値50以下の場合、

思い切って中学英語の復習から取り組みましょう。

特に45以下のような場合は、逆戻り必須です。


高校入試では5科総合で判定されますから、

地域の2番手、3番手あたりの進学校に通っている場合、

特に中学時代に英語が苦手だった、目安として入試で7割以下だった人は、

中学英語の土台が固まっていない場合が多いです。




英単語にしても、中学英文法にしても、様々な重要表現にしても、



①中学教科書の英文を徹底的に分析してみましょう。


②体系的に網羅されている高校入試用問題集を一冊取り組んでみる。


どれも、一つ一つの英文について、SVOCMの構造を把握していくことです。それに基づいて、訳出していきます。



英単語にしても、全て辞書なしで訳出できますか?

中学レベルだと言って、侮っていた自分が見えてくると思いますし、こんなところでこういう表現が出てきているのだ、と気づくことがあると思います。


さて、これで、公立高校入試レベルで、満点が取れるでしょうか・・・・・?

満点レベルなら、高校初級へ進んでいきましょう(^O^)/。




では、またの更新まで・・・。

2012年11月27日火曜日

学調は利用するもの、判断されるのでなく。




みなさんこんにちは。

朝晩、とても冬らしくなってきました!

朝の空気がとても冴えていますね。

今週末は、「師走」です。



来週は、第二回中3静岡県学力調査です。



■学力調査対策というものは存在しない。


学力調査は、あくまでも、現時点での総合力、学習到達度をはかるものです。

そのための対策を行うことによって、一時的に合計点が上がったとしても、

一時的には、いいとしても、

その後の高校入試で、それに応じた実力が発揮出来ればいいのですが.....。


学調で、

的中問題を取り組む、

たまたま同じような問題が出た、

どれもためになりません。


自分の普段の実力が発揮できれば、それでいいのです。

入試に向けて、対策をしていく中で、

特別に学調対策などする必要はありません。




■学調を利用せよ。


学調をとても気にする人は、

それ自身を高校受験の判断基準とみなしてしまいます。

まるで学調そのものが入学試験であるかのようです。



それよりも、学調を今後の学習計画に利用することに、注力しましょう!

高校受験にむけて、

今から、最大のパフォーーマンス、

学力を伸ばすための判断材料とするのです。

あくまでも、自分の目標は維持しておくべきです。

それに向けての戦略資料にするのです。



ですから、普通に、平常心で受ければいいんです。

受けた後の方が、大切です!

ではまた(^O^)/。





2012年11月24日土曜日

サボってしまったセンター数学を取り戻す




みなさんこんにちは(^O^)/。

11月もあとわずか。

平野部では、大方、紅葉シーズンです。

受験勉強の合間に、紅葉で目や脳をリフレッシュしてみるのはどうでしょう?

     特に京都在住の人はイイですよね!




センター試験が近づいてきました。

来週はもう12月に入ります!

そんな中、今日のお題は、サボってしまった人のためのセンター数学への即効対策です。



■数学ⅠA、ⅡBの全体を短期間でとらえよう。



センター試験まで2カ月を切りました!

少し前のブログ記事でも伝えましたが、

準備不足でここまで来てしまった.....(^^;、

もう後がない、

時間がない、

という人にお勧めなのが、


  


「元気が出るシリーズ」です。

やり方は、各シリーズ本の前書きにも書いていますが、

一冊のポイント解説にあたる「講義」、「絶対暗記問題」を、

一通り通して読破(理解)してみることです。

     勉強してこなくて、ホントにやばい、マーク模試も撃沈だった.....というような人へ



これによって、数ⅠA、数ⅡBの全体の流れがつかめるハズ、

定期テストでやったような解き方が思い出せるハズです。

1講議につき1日+復習で、2週間ほどあれば十分です。




■絶対暗記問題の反復⇒センター過去問演習


全体の流れをつかんだところで、

絶対暗記問題の方針を暗記し、

正答できるまで繰り返しましょう。



数学ⅠA一冊が完了したら、即、センター過去問に取り組みます。

ⅠAのセンター過去問演習は継続しながら、

ⅡBの絶対暗記問題の方針暗記、正答出来るまで反復します。

そして、ⅡBもセンター過去問演習に入りましょう。

以後、センター過去問演習のひたすら反復です。




妥協せず、一気にやり遂げましょう!そして、継続しましょう!

これが秘訣です。




問題数は各単元で非常に限られていますので、

ここまでで、1カ月半くらいでしあがればいいのではないでしょうか。

波に乗ればセンター試験で70%取れるくらいです(^_^)。



健闘を祈ります!

では。




2012年11月17日土曜日

中学1年2年の静岡県学調まで、時間はない




みなさんこんにちは(^O^)/。



書店に行くと、

よく「○○日間完成中学1、2年の復習、高校入試対策」などの、

効率よく学習できそうなテキストが並んでいますね。

これらは、教科ごとに分冊になっているのが普通です。

効率よく学習出来そうですが、

残る時間と教科数を考えてみましょう。




■12日間完成でも、5教科だと、60日間完成になる・・・・・(笑)



単純です。

1教科の1、2年の復習12日間完成であれば、

数学、理科などの他教科も含めると、12日間×5教科で60日かかることになります。

仮に中学2年の来年1月の静岡県学力調査に向けるとなると、

今から5教科の対策を行っても、

一通り網羅するにはぎりぎりなのです。

     不得意科目や苦手分野が限られていれば、話は別ですが.....

     12日間で復習出来るんだ!って思ってしまうと、とんでもないことになりますね(笑)




なおかつ1周するだけで、定着するとは限りません。

記憶を定着させる、ためには2周3周行う必要はあるでしょう!





■総合力をつけるための時間も必要


各教科、各単元の基礎を復習した後は、

学調特有(入試の基礎につながる)の出題傾向をつかんでいく必要があります。

各科目、総合演習を行う時間が必要ですね(^O^)/

これには、各教科2回ずつ市販の総合演習(予想問題)を行うにしても10日間は必要です。



このようにしてみると、

各教科、各単元の基礎を確認して、

最低限の仕上げを行うためには、70日は必要な計算となります(^u^)。



もう11月半ばです。

中学1、2年生の県学調まで、60日程度です。



しっかりと、目標から逆算して計画を練らねばなりません!


「○○日間完成」という、効率よく出来るイメージに惑わされず、

計画を立てましょう!


来年1月の学調ですが、もう時間はありません!







2012年11月13日火曜日

チャート式では俯瞰できない




みなさんこんにちは。

一週間後の11月17日~18日は流星群です(^O^)/。

しかし今のところ天気予報は思わしくありません。

見れるといいね(^_^)。


さて、今日は数学参考書で有名なチャート式のだめなところです。



■網羅型は、その使い道のいいところがある。


みなさんは高校の数学Ⅰに始まって、

その都度、教科書とその準拠問題集を授業を中心に取り組んでいるハズです。

数研出版だと、4step問題集やスタンダード問題集を使っている人が多いのではないでしょうか。

しかし、この準拠問題集、解答解説集が配布されていればいいのですが、

配布されていないと、負担この上ない状態ですよね。

家庭教師や個別指導に頼らざるをえません。



そんな中、スタンダードや4stepで解法がわからない問題の解法検索集として、

チャート式は威力を発揮します(^_^)。

たいていの問題は、チャート式(基礎と演習)で解決できるはずです。

教科書+準拠問題集+チャート式

という形は、数学のスタンダードな取り組み方のひとつです。



しかし、各学年で数学Ⅰや数学Ⅱを授業カリキュラムで進め、

さらに受験対策で、チャート式で一から復習、

というのは考えものです。



■各単元の復習タームは最適か、、、


チャート式のような網羅型の参考書は、どうしても例題・問題数が負担になってきます。

例題、あるいは練習問題などをこなしていくだけで相当の時間数が消費されます。



そこに、各解法の復習、反復を組み入れていくとなると、

とても制限された期間、時間でこなしていけるものではありません。

チャート式を丹念にやっていても成績が伸びないという人は、

復習が十分に出来ないでいる、復習のタイミングが悪いという可能性があります。

今一度、復習タームが適した時間内で出来ているか見直してみましょう(^O^)/。



このように、数Ⅰや数Ⅱの授業勉強が終わって、

基礎力をつけ、センター試験に取り組むような場合、

各単元の様々な解法を網羅していく勉強法では、ピンポイントの勉強になるため、

初期に行った問題解法を忘れてしまっているというパターンが多々見受けられます。



基礎がつかめ、ある程度の典型問題を習得できる参考書に取り組むと、

短期間で数学ⅠAや数学ⅡBの内容について俯瞰でき、

学習する内容や定理や公式などを体系だてて整理できるのがいいです。、





「元気が出る数学シリーズ(マセマ)」は、

この点、扱われている例題が絶対暗記問題として絞られているので、

各科目の出題ポイントについて俯瞰していくには最適の参考書です。

収録問題が少ない分だけ、短期間で仕上げを期待することが出来ます。




■ここからセンター試験につなげていく

マセマの元気が出るシリーズを一通りこなした後は、

センター試験問題に取り組んでみましょう。

第一問から第四問まで、手がつけられない、、、

という問題はないはずです。

もしあれば、元気シリーズの取り組みが不十分です。


自分の実力の現状が把握できれば、

そこを補う対策を探していけるはず(^O^)/。



まずは、典型問題を中心に、全体を俯瞰できるように取り組んでいきましょう。





2012年11月8日木曜日

英語授業ノートをつくるなら



みなさんこんにちは。

久々の更新になりますね。

11月も中旬に入り、

夜も朝も、寒い!という感じになってきました。

昨日から、暦の上では、冬だそうです。


さて、英語の授業はというと、

中学でも高校でも

「NEW HORIZON」、「CROWN」や「NEW TRESURE」など教科書ベースで進み、

本文の予習や復習は欠かせませんよね。

予習ノート、復習ノートはどのように作っていくか、という今回の題材です(^O^)/。



■本文-日本語訳をノートに書くのであれば・・・・・


よくあるノートの作り方、ノートの取り方として、

教科書本文の英文をノートに書き、日本語訳をその英文の下、

あるいは見開きノートの左ページに英文、右ページに日本語訳を書く、

というやり方がありますね。


どちらも「英文を書く」ということには賛成ですが、

「英文を書くこと」、「日本語訳を書くこと」の順序には、すこし工夫をすることで、

様々な効果が期待できます。



■英文を書く⇒日本語訳を書く・・・・・バツ×


英文をノートに書いて、日本語訳を書く、

これは時間的な無駄が多いですね。

この作業は、単に英文を転記するという作業になってしまう。



英文を書いて、それを日本語訳にするということは、

英文を解釈できるかどうかに焦点が絞られるので、

英文や日本語訳を書く必要はありません。



英文を解釈すること、これは、英文を音読・精読しながら、文意を理解できばこれで目的は達成できます(^_^)。

むしろ書くよりも、意味を取りながら音読・精読を繰り返す方が、効果的です。



■日本語訳を書く⇒英文を書く・・・・・マル○


教科書の英文は、最初に書かないでおきましょう。

まず、教科書の本文英文を精読しながら、日本語訳を書く、

そしてその日本語訳を英文に直していく、

これは日本語訳⇒英作文の訓練にもなりますし、

英文の構造や語法について、想起し直すいい機会にもなります!(^^)!。



予習ノートや復習ノートをつくるという学習方法をしている人は、

教科書の本文、日本語訳を記す順序、

そして自分が書いた文をどのように利用していくかよく考えながら

取り組むといいですよ。

単に、教科書の英文を転記するという単純作業にならないように工夫していきましょう。


単純転記になっているのであれば、教科書の英文をコピーして貼り付けた方が早いです。
(しかしこのようなやり方は推奨はしませんが・・・)


英文を書くのであれば、英作文を意識して書くのがベターですね。

いまから考えていきましょう(^O^)/。




2012年10月31日水曜日

学調・高校入試対策模試を受けよう



みなさんこんにちは。

秋の夜長に読書を楽しむ。

2012年の10月も今日で最後です。

     ゆっくり読書できるほど余裕を持てる人は、なかなか受験生諸君にはいない(^^;。



今日は、読書の話題はさておき、

約1カ月後に迫った第二回静岡県学力調査に向けて、です。


何の話題かというと、

大学受験では、当たり前になっているのですが、


「模試から客観データを得ておこう」


ということです。



■志望校を決める際、客観的データはあるか?


第二回学調が終わると、学校毎に学調結果と内申点をもとに、三者面談が行われます。



そこで、私立単願、公立私立併願を含め、おおよその志望校が決定されます。



志望校を決める上で、進路指導をするのは担任の先生です。

しかし、何をもとに決めるのでしょうか。

     9月の学調結果で早々と私立単願を言い渡される場合もあります。

     内申点からは、なぜ?という場合もあるが.....。




受験生やその保護者の方には、

学調の全体に対する個人の結果や

志願校に多数の学区から集まってくる生徒のデータはありません。



我々が、何をもとに判断するかは、

やはり学調対策模試や高校入試対策模試のデータしかないんですね。



特に、学調が終わってから、公立高校入試まで3カ月もあります。

そこで、一人ひとり、実力の伸びに差があるのは事実です。




■学調だけで志望校が決まるのは、つまらない!?


このように学調後の伸び方がある、ということを考えると、

12月の学調結果がすべてではない、と考える人も出てくるでしょう。

     でも、大学受験と比べると、高校入試でのリスクはおおきいと考えるのが普通か.....。



結論から言うと、

9月12月と二回受ける学調だけでなく、

それらに合わせて行われる最大規模の対策模試を継続して受けておくべきです。



それらのデータをしっかりと分析し、

志願者の中での自分の位置、偏差値や得点の推移をつかんでおくべきなのです。



たとえば、志望校に対して、模試ごとに浮き沈みがある場合や、

比較的安定して、ボーダー上あるいは、合格圏にいる場合や、

いろいろと自分の実力を把握出来ると思います。



そこから、志望校にチャレンジする価値があるのか、

ランクを落とすべきなのか、

多少なりとも判断材料になるはずです。




受験生のみなさん、模試は受けましょう。

それも、母数の大きい模試を受けるようにしましょう!


弱点や今後の学習指針など、自分の学力向上の目的を果たしてくれるのも模試ですし、

母集団のなかで客観的データを与えてくれるのも模試です。



大いに利用すべきですね(^O^)/。




2012年10月29日月曜日

中間、期末テストへの勉強法




みなさんこんにちは。

今週は、ハロウィン!!

そして、10月も終わり、11月。

一般の高校生は中間テストが終わり、

ほっとしているところ。

中学生にとっては、11月中旬に定期テストが待ち受けているところもおおいのではないでしょうか。

テスト範囲表もすでに発表になっている学校もあります。

すぐに計画、実行に移していきましょうね(^O^)/。



というわけで、今日は中学生の中間、期末テスト勉強法についてです。




■得意科目から始めて、勉強のペースをつくる!


とても重要なことなのですが、

定期テスト勉強は、2週間前くらいから対策を始めていくのが順当です。

     早ければ早いほど、いいのだけどね。


そもそも2週間前から始めても、不得意科目から始めるとモチベーションがついてきません!

自分の得意科目から、テスト範囲を仕上げて、勉強する範囲をつぶしていくのです。

つぶすことによって、残ったやるべき範囲が見えてきます(^^)。

あとこれだけ・・・というモチベーションアップにつながります。


例えば理科や社会科の地理や歴史の教科書のインプット(ノートまとめやポイントチェック)。

これらは、暗記するボリュームが大きいので、

これらがある程度仕上がってくると、

残りの教科もやるぞっ!という気持ちになってきたりします。




■まとめのノートは自分の頭の中の整頓状態。


理科、社会などの教科で、

教科書や参考書の内容のオリジナルのまとめノートをつくることは、

一度教科書などを読んで、

インプットしたことをしっかりと整理整頓して、アウトプットする、

すなわち、理解を確固たるものにするいちばんいい方法(^^)。

     人それぞれ、音読で繰り返したり、このように書きだしたり、、それぞれだけど.....


少なくとも、誰がやっても、一番定着しやすいはず。

書き出す作業が加わるのだから.....。




■英語は、英文を丁寧に書きまくる。


英語教科書の基本文や本文を、日本語訳を理解しながら、

罫線に沿って、丁寧に、書いて、書いて覚える!

あくまでも、丁寧に、です。

その時に、単語のつづりや、

英文の構造、特に主語と動詞を、つくられているかたまりを意識すること。

カラーペンで、マーキングしながらです。




■数学は、問題演習の繰返し。


教科書の例や練習、章末問題、準拠問題集、

全てのテスト範囲の問題を完答出来るまで解く。

それを繰り返す。

計算の単元範囲があれば、そこから手をつけるのがいい(^_^)。



■国語は、まず漢字。


まずテスト範囲の漢字から、

書いて書いて、丁寧に書きまくって、意味とつづりを覚えること!

漢字は、入試や学調で必ず出題され、覚えていないと、出来ない。

それに、勉強を始める際には、

脳のウォーミングアップに最適だ(^^)。




■そう、定期テスト対策は、単純作業から入るべし。


ここまで、いろいろと中間、期末テスト対策の勉強方法について、

書いてきましたが、

いちばん最初にやるべき勉強方法で、共通することは、

単純な作業(勉強)を書くことによって、勉強のペースをつくる!

ということなんです。

これを、「作業興奮」の状態をつくる、といいます。

単純作業で、対応できる範囲を先に潰して、

それから、思考力のいる範囲はこれだけ、

というように簡単な範囲をつぶしながら、

残りの範囲を把握しながら、

進めていくのがモチベーションを上げるコツ。



入試と違って、

範囲がある程度ピンポイント、

になっているところの対処方法です。



さあ、まだまだやる気が上がらない人、

テスト対策勉強用のノートの準備から入りましょう(^O^)/。

ではでは、またね。





2012年10月27日土曜日

受験勉強で伸びない?



みなさんこんにちは!

秋冷の候。

風邪をひく人が増えています!!

そして、これからは、予防接種の季節でもあります。

受験対策に、インフルエンザも考えておきましょう(^O^)/。

3000円程度で出来ますよね。



ところで模試成績表が返されてきて、

「合格判定が下がってしまった(爆)」

「なかなか偏差値が伸びない......。」

「勉強がんばってるのに、その成果が見えてこない.....。」

と思っている受験生のみなさんへ。



■受験勉強はいかに蓄えて、圧縮して、それを解放するか。


みなさんは、高校受験、大学受験にかかわらず、必ず1年2年の段階でその基礎を吸収する時間があります。

そして3年次に受験勉強を行い、1年から3年の学習事項の集大成である入試へと、向かっていきます。

必ずですが、中学や高校で学習する基本的な内容があります。

それらを一旦蓄積して、

さらに基本事項を応用できるよう、鍛錬していく、圧縮していく

つまり自分が中学、高校時代に蓄えたことを受験勉強で鍛錬、圧縮して、高校入試、大学入試に臨むわけです。




■ペットボトルロケットにたとえてみよう。


みなさんはペットボトルロケットってご存知かと思います。

その原理や構造はさておき、

密閉されたペットボトル内に空気を送り込んで内部で圧縮し、

一気に解放することでペットボトルをロケットのように飛ばす装置です(^_^)。


理系の人でなくとも、原理は理解できると思いますが、

ボトル内へ送り込む空気の量が多く、内部で圧縮が上がれば、上がるほど上昇しますし、

送り込む空気量が少なければ、

それほど遠くへ飛びませんし、

極端な話、飛びません。

(実際には、ペットボトル内部の水と空気の圧縮率に関係するようです(^^;)



勉強することによる伸びというのは、

このペットボトルロケットにたとえられます。

ペットボトルを自分だと考えると、送り込む空気量というのは受験に必要な基礎応用力。

自分で、圧縮された空気、すなわち基礎応用力を解放する時期は決めることが出来るのです。

どれだけの基礎応用力を自分に送り込むのか。

いつその蓄積を解放させるのか。

   そうですね、実際には入試実践演習への移り変わりでしょうか。



当然送り込む基礎応用力が全く少なければ、

あるいは必死でため込んでいる初期で開放してしまえば、

ロケットは飛ばない、、

つまり伸びない。

   大気圧よりも低い状態ですね。



ある程度、空気が圧縮され、大気圧よりも内部の気圧が高ければ、推進力を持つようになります。

つまり、継続して基礎応用力を十分にためて鍛錬し、

一線をこえて、一気に解放すれば、一気に伸びます(^u^)。

それも圧縮(鍛錬)を高くすればするほど、伸びは大きい。



受験勉強は、これにたとえられると思うのです。

ここでいう解放は、模試であり、実践演習であり、入試本番ですよね。



伸びないということを、

その時期その時期における各々のボーダーと、同等の大気圧まで達していない、

と考えてみる。

ペットボトルは全然飛びません。

伸びないのです。

ここでいう大気圧とは、模試の時期的な難易度もありますし、

周りの受験生の平均的な伸び具合から考えた閾値でもあります。

逆から考えると、その大気圧を超えれば、一気に伸びる可能性が秘められているのです。

特に現役生は、限られた時間で閾値を越える空気量を蓄えていかなければなりません。

その時期が、11月12月あるいは年明けにずれ込むことは、多々あります。

だから、現役生は追い込みが利くのです。

伸びないことを必要以上に考える必要はありませんよ(^_^)。



それを信じて、「今」、いかに実行に移していくか、

「今」を精一杯実行に移していく、これで伸びは決まってくるはずです。




当たり前のことなんですけどね。

受験生のみなさんには、蓄えて、圧縮して、一気に解放して、合格!

としてほしいものです(^_^)。

蓄えるよりも、圧縮するところがきついんですよね(^_^)。

でも、がんばってほしいです。




2012年10月25日木曜日

受験勉強法の王道!



みなさんこんにちは!


今日はプロ野球のドラフト会議でした。

今年も、自分の進路を宣言しながらも、無理を承知で指名されてしまい、複雑な心境の選手がいました。

ある意味、試練が課されているのですが、何とかならないのですかね~。

進路を自分で決めているのに、

なおかつ、

せっかく実力が評価されているのに

気持ちがハイにならない、

この制度は見直してほしいものです。


大学受験でも、なんとなく通じるものがないでもない・・・(笑)



と、本日10月25日の感想はさておき、、、

今日は、勉強の取り組み方についてです。



■問題演習。答えに納得して、終了していないか。


みなさん、受験勉強する上で、必ず問題演習を行いますよね。

そして、一通り演習後の解答。

当然、間違った箇所は赤ペンなりで、訂正。

中学生によく見られるのですが、

その時点で、勉強終了!

になっている人、結構います。


どこが、いけないんでしょうか。

その人は、解答をそのまま訂正して、そこの勉強は、わかったつもりになっているのです。

「なぜこのような解答になるのか」、解答の根拠まで十分理解できていないパターンです。


このような人は、「なぜこんな風にして解くの?」

「この問題の出題者は何を見ようとしているの?」

といった質問には全く答えることが出来ません。



そして、「解答根拠まで理解出来た!」としても、

それを相手に説明しきれない人がいます。

つまり、自分のなかでわかっている、自分で納得している人です。

この人も、残念な人です。

入試で採点者に説明できないからです。




■人に教えるつもりで理解しよう。


問題演習をしていて、正解していても、誤答を訂正する場合も、

なぜ、このような解答になるのか、

その根拠を、友達なりに説明してあげる、つもりで理解するようにするべきです。

単純に自分で理解しよう、という意識のもとで勉強するのと、

他人に説明しよう、という意識のもとで勉強するのとでは、

理解度とアウトプットするための準備という面で、

全く違った効果になります。

で、実際に他人に説明していくと、そこの理解は確固たるものとして定着していきます。



つまり、「他人に説明するつもりで勉強」⇒「採点者に説明するつもりで勉強」なのです。

「あなたの出題した問題は、こういう意図ですね」

というところまで見えてくれば、しめたものです(^_^)。




2012年10月23日火曜日

マーク模試、記述模試が終わって・・・



みなさんこんにちは(^_^)

9月の駿台ベネッセマーク模試、10月の同じく記述模試が終わりました。

今後は、11月の駿台ベネッセマーク模試と続きますね。

全統模試系統では、10月の記述模試も終わり、残すは各大学オープン模試です。

大学受験模試、それから高校受験模試は、本番まで続々と続くのですが、

みなさん、模試終了後に反省してる人、いませんか.....。



■模試が終わった当日は反省するな。


模試が終わった当日、、みなさんはどうでしょう。

解答をあわせ、おおよその得点を把握する、

そして、おおよその志望大までのボーダーとの差を把握する、

あるいは、けっこうつ詰めたはずの科目の伸び悩みに落胆する、

そして、よかれ悪かれ、志望大に合格できるかどうか不安になる.....(*_*;。



模試が終わった当日は、反省すべきではありません。



当日を含め、前日までフル稼働で働いた自分の脳、

そして結構夜遅くまで模試のために酷使してきたからだ、

やりたいこと抑えて、時間を詰めてストレスをかけてきた精神、

十分に休ませてあげましょう。


夏休みから本格的に受験勉強体制に入って、精神・からだ・脳みそ、ともに酷使してきていますよ。

模試は、自分の実行してきた内容を評価する段階です。

つまり、ある目標にむかって酷使してきた状況を評価するという極めて厳しいことなのですね。


そんな模試が終わり、その当日に疲れた状況で反省しても、

気分が滅入り、すべて自己嫌悪へ一直線なのです。


模試が終わったら、自分の好きなことをやって、発散する、

十分な休息、爆睡眠を取って、

まずリフレッシュするべきです。

目覚めたときは、模試が終わった当日とは違った、

十分なエネルギーに満ちているのが実感できるといいです。

そして、リフレッシュしたその日から、また新たな目標に向かったプランが始まる、というイメージがいいと思います。


模試の復習、出来てなかったところを分析して今後の学習計画を構築していくのは、

リフレッシュしてから。

そうすることで前向きな気持ちで、分析でき計画を立てることが出来るはず(^_^)。

これくらいの余裕を持った方が、成功するさ.....(^O^)/




逆のことも言える。

模試やテストの結果を考えて、

「ああ、、、どうすんべ~.....(*_*;。」

など落ち込んでしまうときは、爆睡眠すべし.....だ(^_^)。

反省してはいけない。

リフレッシュしてから、打開策を考えよう(^O^)/。




2012年10月18日木曜日

静岡県学力調査対策(数学 作図編)



みなさんこんにちは。

静岡県の高校受験生対象、12月の学力調査が刻々と迫ってきています。

     でも、その前に、「定期テスト!」があるじゃないか・・・・・!


というわけで少しずつですが、学調への記事を充実させていきましょう。


今日は、第二回学調の数学で必出の「作図」の対策についてみてみましょうか(^O^)/。




■「作図の問題」って、使うツールは3パターンだけ。


作図って・・・?

そうです。

定規とコンパスを使って、円を描いて・・・なんて図を描く、あれです。



作図が出来ない、苦手!という人は、決まって

適当に、円を描いたり、長さをはかったり、二等分線を当てはめてみたり・・・・

「図形の性質」を利用することが、まず出来ていません。


作図する基本ツールは、

「垂直二等分線(垂線)」を描く

「角の二等分線」を描く

「垂線」を描く

三つだけです。特別な技術は、これだけ。


これらのツールを「図形の性質」へ当てはめていきます。



「作図」というと、何か特別な技術、みたいなイメージがわきますが、

実は、「図形の性質」の理解と適用なんですね(^_^)。

技術的には、上述の3つのツールだけ。技術は簡単です。




■絶対取ろう、学調数学の作図。


学調などで出題される作図の問題、

「利用する図形の性質」というのは、数パターンしかないんですよ。

だから、「図形の性質」と、前述の「ツール(垂直二等分線など)の使い方」を、

パターン化して、

繰返し訓練すれば、短期間でものにできるはずです。

作図が苦手なあなた、1週間あれば、十分です。

ぜひ、やってみてほしい。(下記より、問題をメールで配布しています。ご参考まで。)

そして、あとは、本番で、出題者が一生懸命考えた問題文章を、図形の性質が使えるように噛み砕くだきましょう。



これで、3点/50点満点は獲得です!(^_^)。




最後まで読んでくださって、ありがとうございます(^_^)


「第二回学調 数学・作図対策編」のダイジェスト版(PDF)を無料配布しています。
(ダイジェスト版は問題のみ。解答への指針、解答解説は添付していません(^^;)


ご希望の方は、メールでお送りしますので、こちらからお申込みください。

お申込みの際には、

「作図ダイジェスト版希望」とお書きください。



2012年10月17日水曜日

京大 山中教授に共感す。



みなさんこんにちは。

昨日は、「京大 山中教授に学ぶ」というタイトルで、大学受験やその後の進路と岐路について、考えるところを書きました。

今日はその続きです(^_^)。




■「つらい時も、家に帰ったら家族の笑顔があった。」


ノーベル賞受賞の会見で、

私はこの言葉が一番印象に残っています。

家族、子どもを支えている人なら、とても共感する言葉だと思いますし、

本当にそうなんですよね(^_^)。

きれいにリセットされます。



人が何かの分野でうまく実績を残していこう、と思ったら、

周りの人の支えなしには不可能です。





■受験生のみなさん、家族に感謝してますか。


受験生にとっても、そうですよ(^_^)。

うちに帰ったら、当然のように親、兄弟、ばあちゃん、じいちゃん、わんこ・・・・・がいますよね。

模試や学校が終わって、「はあっ~」って帰ってきても、

いつものように、「お帰り(^_^)」くらいはあるでしょう。

いてくれる温かみがわかりますか~(笑)

家族でなくとも、周りの友人、塾の先生、学校の担任、・・・・・などなど、

だれかしら、あなたの味方になって、あなたを支えてくれる人がいます(^_^)。



私も高校生時代は、

当たり前のように、

家族とともにくらし、親や兄弟とけんかし、弁当を作ってもらい、いっしょにテレビを見、

参考書を買うから、模試を受けるから、といってはお金をいただき、

友人たちとはバカを言いあい、・・・・・



当時はそのような存在にさえ、支えられているとは感じなかったですが、支えられていたのです。



     大学は、希望の私立にはいかせてもらえず、国公立に強制でしたが・・・(爆)




ノーベル賞を受賞したすごい人、山中教授ですが、

一人の人間として、その温かみ、庶民的なところ、その家族感、が伝わってくる会見でした。



受験の悩みは尽きないものですが、

こんな近くに、数多く、あなたを支えてくれている人がいます(^_^)。




全然うまくまとまっていませんが、

そんなふうに、感じていただけると、幸いです(^_^)。



2012年10月16日火曜日

京大 山中教授に学ぶ




みなさんこんにちは(^O^)/

先日ですが、ノーベル賞の発表が相次いでありました。

作家村上春樹さんの受賞は残念ながらありませんでしたが、

京都大学の山中教授がノーベル医学生理学で受賞が決まりました!


おめでとうございます!


多々の努力と継続があったはずです。

ここでまとめ上げる、そんな一言では終わらないですよね(^^;

でも少しだけ、その時その時の進路、岐路について、共感する部分をあげてみたいです。




■エリート医学生でも挫折する。


山中教授は、神戸大学の医学部を出ておられます。

エリートです。卒業後は、整形外科医を目指しておられたようです。



しかし、こんなエリートの国公立大医学部生でも、その後のキャリア形成において、

ひとつの挫折をしておられます。(ご本人が挫折と思っているかどうかは・・・?ですが。)

(山中教授の経歴についてはこちらをご参考に。)


整形外科といえば、骨折したときにお世話になり、手術は必須です。

しかし、山中教授は、整形外科臨床医を目指す中で、手術における適性がありませんでした。

同僚からは、手術の際には邪魔だからと、「じゃまなか」と呼ばれていたそうです。



しかし、「医者として患者を救う」という情熱は、消えなかったんですよね。

基礎研究の面でその思いを果たそうとされたのです。

そしてその後も、日本と米国の研究環境の違いから、さらに岐路に立つことになります。
(詳しい話は省略です)

しかし基礎研究面で患者さんを救うという情熱ははかり知れず消えなかったのだと思います。

それが、いまのノーベル賞につながっている。




■人間だれしも、最初に思い描いたやりたいことが出来るわけではない。


受験生のみなさんは、大学受験進路を決める上で、

自分の将来の希望、やりたいことを念頭に進路を決める人がほとんどでしょうが、

必ずと言ってよいほど、このような岐路に立つと思います。


これを書いている私も、当時バイオ技術・研究者を目指して農学部へ入りました。

しかし、入学後、学科選択、そして研究室選択で岐路に立ち、

卒業後は、就職、さまざまな社内配属で岐路に立ち、

今現在は、当初のバイオ技術・研究者とはかけ離れたキャリアを積んできています。

順調にいけば、今は・・・(笑)


特に理系で研究職、技術職を目指す場合は、上のようなことが数多くあてはまるのが現実です。

私の友人でも、京大大学院をでてついた研究職でしたが、今は営業という形でに配置転換しています。


自分の将来を思い描くことは、素晴らしいことですし、

とてもわくわくすることです。

しかしながら、現実として、厳しいものが待っている。

しかし、それをいいものにしていけるかどうかは、自分次第なのです。




■キャリア形成は、人の役に立とうとする情熱


進路選択、キャリア形成ってなんでしょう。

私は、その時間その時間、「今」を一生懸命生きると言うことだと思います。


今現在、自分が情熱を掲げているやりたいことを目指す。

それは、何を持って、人の、世の中の役に立ちたいのか、を考えることです。

それが、一人の人間としてのキャリアを形成していくのだと思います。



    どうもわたしは、情熱が足りなかったようです・・・(笑)




■受験も同じキャリア形成、GOALじゃない。


受験もキャリア形成の一部です。

ですから、最終的な「GOAL」ではありません。

キャリアは、自分の選んだ進路をもとに、合格後もまだまだ先へ続くのです。

どんな分岐点が待っているかは、誰もわかりません。

いまから、わくわくするな~みたいな感じでいいと思います。


でも、その都度、

何を持って世の中の役に立ちたいのか考え、、、

情熱を注いで、「今」を大切にしよう(^_^)。

とすることは、一念に置いておくといいと思います。



・・・・・なんて書くと大げさですね(^^;


行きたいところ、やりたいことを目指して、あきらめず、全力をつくしましょう(^O^)/。


受験期間も、合格後も、いろいろと岐路に立ちますが、

上の気持ちで、きっとついてきますよ(^u^)





2012年10月15日月曜日

センター試験の着地点を考えてみよう。



みなさんこんにちは(^O^)/

9月の駿台ベネッセマーク模試成績表、返却されてきたでしょうか。十分に自己分析して、今後の計画を立てることが大切です。

きょうは、9月の駿台ベネッセマーク模試から、

約4カ月後のセンター試験本番ではどれだけ得点は伸びるだろうか、


という着地点についてみていきましょう。




■各大学の合格者は、どれだけ得点率を伸ばしているのか。


次のような方法で、およそ4カ月後の平均的な着地点を考えてみました。

例えば東京大学。

9月の駿台ベネッセマーク模試の合格者平均得点率は、
(こちらを参照してください。)

900点満点で86%。

センター試験のボーダー得点率を91%と設定すると、

900点満点で86%⇒91% (5%増 +45点アップ)。



もうひとつ例で、横浜国立大学。

9月マーク模試の合格者平均得点率 71%
(こちらを参照してください。)

センター試験の平均ボーダー得点率 79%

900点満点で71%⇒79% (8%増 +72点アップ)


学部学科の難易度は別々に見ていないので、

ほんとのざ~っとのドンブリ勘定ですが、おおよその傾向はつかめると思います(^u^)。

だいたい平均的に、5%~10%(45~90点)くらい伸びるんだな、くらいにとらえておけばいいです。




■大学別の伸び率は..... 


こんな感じで、各大学別の合格者の平均点データから、いろいろと試してみるとやはり、

東京大学はもともと9月の段階で得点率は86%ととてつもなくいいので、

当然ですが、伸び率は一番小さいです。


傾向としては、9月マーク模試の得点率の低い大学の方が、得点率は伸びる傾向があるようです。

まあ伸びしろがあるので、当然と言えば当たり前ですが.....(^^;




■センター試験の着地点を考えてみる。


では、自分の場合に置き換えて、センター着地点を予想してみましょう。

例えば、9月マーク模試の得点が600点/900点満点であったとします。

ドンブリ勘定で、伸び率およそ8%増と考えて、

センター試験本番では、672点/900点(得点率76%)と計算できます。

こんな感じで、自分のセンター着地点について、客観的にとらえることが出来ると思います。



そのあとは、

「実際に出願する第一志望大学は今の志望校でいいのか・・・・・」

「併願する大学は・・・・・」

「第一志望校のセンターボーダーへ到達するためには・・・・・」

「二次試験での、逆転ストーリーは・・・・・」

などなど、

今の自分を客観的に分析し、今後の学習計画を立てていく上で、

冷静に、しかも効果的に、考えていけるはずです。



ぜひ、やってみてください(^O^)/。





2012年10月12日金曜日

センター試験、漢文を追い込む!




みなさんこんにちは(*^_^*)

先日の10月11日でセンター試験まで、あと100日!を切りました。これからカウントダウンですというような話題がありましたが、焦る必要はありません。頭の片隅にでも、おいておきましょう(^_^)。

で、今日はセンター試験のなかでも、

900点満点中50点を占める漢文

マイナーで後回しにしがちな漢文

でも、短期で追い込める漢文

について今からセンターに向けて本格的に追い込んでいく必勝法についてです。




■文法がインプットできれば3カ月で十分詰まる。

受験生のみなさんは高校の国語授業で古文・漢文を学習したことはありますよね。

「返り点」や古文の助動詞などのルールは、多少かじったことがあるはず。

なら、センター試験までに短期間で詰めることが出来るはずです。



漢文も中国の文章、外国語ですが、私たちにもなじみ深い、

「漢字」が使われ、日本人が認識しやすく、返り点や送り仮名をつけるルールを決めたもの。

ですから、「英語」など全くの外国語ではありません。



基本形は英語と同じで、「主語・述語・目的語・補語」の並びで、

そこに「再読文字」、「使役形」、「否定形」、「疑問・反語」などの文型(句法)がのってくるだけです。

そして、「語句」で重要なものを少々。

積み重ねが必要な英語のように様々な文法・語法・英単語が絡み合い、構文が理解できないほどではありません。

句法を理解していけば、短期間で文章の意味がつかめるようになりますよ(^_^)。




■具体的に何に取り組もう?(Plan)

市販参考書として、

「ステップアップノート10 漢文句形ドリルと演習」(河合出版)

これを短期間で2周し、一気に文法(句法)をインプットしていきましょう。

この本の構成は、

「句法ポイント」
「ポイント用ドリル」
「基本問題(読解)」
「練習問題(読解)」
「練習問題★(読解)」

の順で、全部で10章からなっています。

この本のいいところは、

回りくどい句法の説明ではなく、最低限必要な重要ポイントが簡潔で、認識しやすく取り上げられていることです。そして、その基本活用をドリルでインプットし、さらに文章中での認識力を上げていくことができます。

句法暗記して、文章活用する基本を身につける目的であれば、これ1冊で十分です(^O^)/。

なお別冊の解答も、全文解釈、書き下し文、設問の解答根拠など詳しくなされています。









■どのように勉強していく?(Do)

1周目は、「句法ポイント」~「練習問題」までを、

2周目は、「句法ポイント」~「練習問題★」まで取り組んでいきましょう。

「練習問題★」は若干難易度が上がります。1周目はペースを維持するために、後回しにした方が賢明ですよ(^_^)。



全部で10章で構成されていますから、1日1章として最短で20日あれば、2周出来てしまいます(^_^)。

目的は、句法の暗記、文章中での認識と活用なので、

1日目1章を行ったあと、2日目2章に取り組む際には、軽く前の章の内容をなめて、想起することが大切です。

これで暗記定着が効率よく出来てきます。(どの教科もそうですが.....)

このように、「復習」を常に行っていこうと思えば、20日で2周というタイトなPlanをたてるより、

1カ月で2周を完了するペースでいいと思います。



これで、漢文のセンターへの基礎力は大丈夫でしょう(^u^)。

これ以降も続きますが、まずはここまでがんばってください(^O^)/。

では、今度続きを。





2012年10月11日木曜日

駿台ベネッセ記述模試の合格目標




みなさんこんにちは。

記述模試へ向かって、勉強は計画通り進んでいるでしょうか。



ベネッセのHPに昨年度記述模試の大学別平均点がありましたので、

事前に志望校の目安にしてみましょう!(^^)!




■志望校をワンランク上げたい。

マーク模試(センター試験)と比較すると、記述模試(二次試験)で、大学間で差が出やすい傾向となっています。

「志望校をワンランク上げたい・・・」と考えるなら、

例えば、「千葉大⇒横国大」、「広島大⇒神戸大」、「熊本大⇒九州大」など、

(センター試験と個別試験の配点割合も考える必要がありますが、)

センター対策重視へシフトするのでなく、

記述問題への対応力を上げる、基礎を組み合わせて応用できる力を上げる、

といった二次重視へシフトした方がいいと思います。
(基礎力がついているという前提で.....)

いろいろと戦略を練っていきましょう(^O^)/




昨年度の各大学合格者の記述模試平均です。



国立大5-7(900点満点)
大学 得点 偏差値 大学 得点 偏差値
北海道大 499 64.4 信州大 392 55
東北大 516 65.9 名古屋大 531 67.3
山形大 360 52.1 京都大 601 73.4
筑波大 477 62.4 大阪大 548 68.8
千葉大 456 60.6 神戸大 512 65.5
東京大 670 79.6 岡山大 453 60.3
東京工業大 566 70.5 広島大 455 60.5
一橋大 595 72.6 愛媛大 376 53.5
横浜国立大 501 64.4 九州大 506 65.1
新潟大 410 56.5 熊本大 426 57.9
金沢大 455 60.5 鹿児島大 374 53.3


私立大
国英歴文系/数英理理系(600点満点)
大学 得点 偏差値 大学 得点 偏差値
北星学園大 218 49.3 明治大 349 64.7
東北学院大 204 47.8 立教大 345 64.9
青山学院大 318 61.5 早稲田大 399 70.7
慶応大 411 71.3 中京大 236 51.7
駒澤大 255 54 南山大 290 58.4
上智大 373 68 同志社大 357 65.3
専修大 254 53.8 立命館大 310 59.9
中央大 331 63.1 関西大 284 57.1
東洋大 238 51.9 関西学院大 306 60.1
日本大 239 52 松山大 216 49.1
法政大 297 58.9 西南学院大 274 56.4



ではでは、

これを目標に、受験対策がんばりましょう(^O^)/。




2012年10月10日水曜日

駿台ベネッセ記述模試



先月の駿台ベネッセマーク模試に引き続き、

10月は駿台ベネッセ記述模試(基準日10月21日)です。

ベネッセの記述模試は、これで最後ですね。

現役生にとっては、まだまだ学力を伸ばせる時間があるのですが、、、(*_*;。

(もう少し遅くてもいいかな~と思う)



まあ決定事項はさておき、、、

あなたはどんな目的でこの模試を受けますか?




■目標の成果を確認する。

ひとつは、模試を受けるひとつの利用法として、

自分が取り組んできた成果を確認する、ことが上げられます。

まあ、当然のことですが、模試を受けるのは学校で予定されていたりして、簡単に受験は出来ます。

しかし、模試を受けるまでに、何を目標にしてきたのか、、、それが明確になっているでしょうか?

こればかりは、学校が準備してくれるものではないですよね(^u^)。



「数学のⅢCを仕上げる」

「苦手な数学Bのベクトルを補強する」

「化学の有機暗記を固める」

・・・・・などなど、

一人ひとりさまざまな目標を持って、これを読んでくれている今も進行中だと思います(^O^)/




■今後の学習計画を立てる

二つ目は、模試の結果を今後の学習計画に利用していくことです。

特に現役生は、学校の授業の関係もあり、どうしても受験科目の仕上がり具合、特に地歴公民や理科が遅れてしまいますよね。


遅れをどのように取り戻していくか、

さらに仕上がった科目でも補強が必要なところはどこか、

客観的に自分で分析していくことが大切です。




■全国レベルで志望校合格への距離を知る

三つ目は、志望校に合格するために、大学別志願者のなかでの自分のレベルを確認することです。

要するに、志望校の合格判定を確認するのですが、

あくまでも総合学力での判定、なおかつ同一問題での判定です。



具体的に言うと、東大志願者も地方国公立大志願者も同一の問題を受けています。

極端な話ですが、東大の個別試験がベネッセ記述模試のレベルで行われたら、合否の判断がつかなくなるかもしれませんし、

その逆も同様です。



ですから、この模試での合否判定は、

A判、B判でないことを悔やむ、A判B判でほっとする、のでなく、

志願校にあつまる受験生のおおよその学力がどのあたりか、という感じで見ておけばいいのです。

一喜一憂する必要はないですよ、気持ちを早く切り替えましょう!(^^)!

それに、現役生はまだまだ伸びる余地があるのですから・・・。




■選択問題ではない、記述式に対応できているか。

記述式は、解答の根拠をおさえ、

それに基づいて自分で解答を筋道をたてて、

相手に伝わるように、

表現していくことが求められます。

マーク式は、解答の根拠を記号に置き換えて選択するだけです。

選択すれば伝わるのですが、記述模試はそうはいきません。




あと、記述模試まで10日です。目標忘れずに、がんばれ~(^O^)/



2012年10月8日月曜日

高校受験と内申点の読み方



さて、二期制の学校では明日から後期が開始です。

既に前期の成績表が手元にある人がほとんど。



今日は中学校の成績表(内申点)の読み方についてです。



成績表は、それぞれの科目に評価する観点がかいてあって、

それぞれA、B、Cで評価されていいますね。

そして、各科目、1~5の総合評点が出ています。


しかし、定期テストの得点で40点以上/50点満点だったけど、評点は「3」???

などなど、、、、定期テストだけ、の予想からすると意外と低い評点、ということが多々あります。




■内申点は、各科目で評価観点がある。

例えば英語。

観点は、

①コミュニケーションへの関心・意欲・態度
②英語表現の能力
③英語理解の能力
④言語や文化についての知識・理解


国語は観点5項目、それ以外の科目は4項目となっているハズです。




■それぞれの観点は定期テストだけで評価されない。

それぞれ、A評価(3点)、B評価(2点)、C評価(1点)で、英語として12点満点~4点で評価されます。

それぞれの評価対象が、授業態度・取り組みであったり、ノート・レポートの評価であったり、音読発表であったり、定期テストであったりするわけです。

その合計点数の基準として(観点評価4項目の場合)、

12点=評点5

10~11点=評点4

7点~9点=評点3

5点~6点=評点2

4点=評点1

となっているようです。



■内申点を伸ばしたい!

まずそのためには、評価の低い観点について、認識し、それを補完するようにしましょう。

学校の担任に、観点評価の低い項目の原因について、聞いてみるといいと思います。


定期テストだけでなく、

単元テストや、小テスト、

提出するノートの質、準拠問題集への取り組み方、他レポートの質などが大きいと思います。


特に、ノートの取り方は、一度家庭教師やアドバイザーに指導を受けるといいと思います。



中3生は、今度の内申点が入試に直結してきますから、

ここでしっかりと観点項目別に原因を見極めてみるのが、志望校合格へのアクションですね。





ではまたの更新まで(^O^)/。


2012年10月4日木曜日

静岡県の高校入試制度と内申点




みなさん、こんにちは。

先日、第二回学調・数学に向けて、9月から学習する単元別に、何をやればいいのか、というお話をしました。http://juken-text.blogspot.jp/2012/10/2.html

これを読んでいただいたみなさんは、次回学調までの、学習の流れはつかめたことでしょう。


今日はその続編です!(^^)!。

が、、、まず内申点の話を少々していきます。

定期テスト対策学調対策、どちらに重きを置けばいいのか、というところにつながってきます。




■そもそも静岡県の入試選抜は、内申点ありき。

まわりでは高校入試は内申点が重要、○○高校なら▽点は必要だよ、という話をよく聞くことと思います。

では、どのくらい重要なのか、入試でどのように評価されるのか、みなさんは知っていますか。

入試で評価される内申点は、2学期につけられるものです。

入試選抜では、この内申点(調査書)と個別試験、そして面接で決まりますが、そこでの内申点の使われ方が大切です。

























■内申点が大切といわれる理由

一番の理由は、共通枠で選抜する志願者全員を内申点の高い順に順位をつけていきます。そこで、定員までに含まれれば第一段階選抜(定員の約75%を選抜)の権利が得られます。

つまり、内申点が第一段階選抜の足切り要素となっているのです。

ですから、内申点が志願校でボーダーライン上であれば、第一段階選抜からその時点で外れる可能性が高いです。いくら個別試験の得点がよくても、ここでは合格できません。



■内申点がよければ、個別試験で失敗しても合格できる?

静岡県の入試制度では、選抜する定員を共通枠と学校裁量枠で分けて選抜する制度となっています。学校裁量枠とは、いわゆる体育活動や特別活動などの実績などで、学校側が独自に選抜方法を決めて取る方法です。

その学校裁量枠で、上位の普通科高校では見られませんが、中堅の普通科では、9教科または5教科の学校成績、つまり内申点で優れている人を定員の何%か優先して選抜するところが多いです。(浜松西、浜松南、焼津中央、島田高校など。)




■上位高校は、ほとんど共通枠のみ、3段階で選抜される

上位の普通科高校は、学校裁量枠の定員が非常に小さく、ほとんどの合格者(およそ95%)は、共通枠から選抜されます。

第一段階は、定員内の志願者のうち約75%を、個別試験の点数で選抜していきます。残りの25%の志願者と内申点で足切りされた志願者は、第二段階以降で選抜されることになります。

第二段階選抜は、内申点と個別試験は使われません。内申点以外の調査書内容と面接で総合的に評価することになっています。ここでは、(個人的には、ここでこんなに選抜するのか?と思ってしまいますが、)定員の約10%を選抜することになっています。

そして、第三段階選抜、残りの15%の合格者は、内申点を含む調査書と個別試験、面接で総合的に評価することになっています。


ここまでの選抜方法は、公式に公表されていますよね。

ですが、共通枠の第一、二、三段階の選抜の割合は、公表されていません。ケースによっては、第一段階65%、第二段階1%、第三段階34%もあるかもしれません。




■難関校ほど、個別試験>内申点?

※以下は、客観的に選抜するひとつの考え方なので参考までにしてください。

よく、難関校ほど、個別試験の結果>調査書(内申点)と言われたりしますが、第三段階あたりで、学校毎にどのように選抜するかという基準が設けられているのでしょう。

第三段階選抜では、総合評価なので、客観的に評価する基準は様々に考えられます。

客観的に評価するには、やはり点数化することが必要です。内申点と個別試験の合計得点のうち、どちらにどのような配分で傾斜をかけるのか、ということです。実際、個別試験の科目ごとの得点に傾斜をかけている高校もありますが、科目毎の内申点においてもそのような傾斜をかけて評価することも可能です。

例えば、内申点は合格圏だが、個別試験でコケテしまった。ような場合でも、1発勝負ではなく、敗者復活戦として、総合的により優秀な人を選抜出来ます。いわゆる救済措置ともいえます。

そんな見方で、個別試験>内申点、あるいは個別試験<内申点なのかは、学校ごとに工夫されるのかと思います。




■じゃあ内申点が多少わるくても、志願校に合格できる?

そうなんです。合格出来ないわけではなく、可能性としてみるとゼロはありません。しかし、第三選抜のボーダーラインに達しないと不合格です(^^;。

しかし、追跡調査の結果から、俗に言われている内申点ボーダーよりも低い志願者が合格しているケースが見られるのも事実です。

逆に、内申点は合格圏内、しかし学調など個別試験のボーダーに達していなかった志願者が合格するケースもあります。私も、実際に多々見てきました。

そうですよね、最後の追い込み期間は、冬休みを含めて12月~2月まで3カ月ありますものね。ここで学力が伸びるのでしょう!(^^)!。また、学習記録重視の学校裁量枠でも合格の可能性が出てきます。




■内申点を伸ばす

内申点が大事といわれる理由が少しでも分かってもらえたと思います。

というわけで、これからの定期テストまでの期間は、まずは内申点アップとして、学校授業と定期テスト対策に比重をかけるのがベターです。


単に定期テストだけではありませんね。テストの点が43点以上あるのに、どうして内申点がこれだけなの。という話もよく出てきます。しかし、テストの比重が大きいのは確かですね。

内申点とは、学習の記録ですから、テストのほかにも、自ら取り組む姿勢などいろいろと評価項目があります。このあたりは、長くなるので、またの機会にです(^O^)/。






2012年10月2日火曜日

センター試験 地歴公民の平均点




こんにちは、学習コンサルティング『ひろがる!』代表です。

センターの出願は終わってますか。

みなさんは既に出願手続きは終わってると思います(^_^)が、まだの人は至急送りましょう。




今日は、今年度から1教科となったセンター試験の地歴公民の選択科目について、

「平均点の推移」から、見ていきます。

※平均点の推移は、大学入試センターのHPから参照できます。
http://www.dnc.ac.jp/modules/center_exam/content0093.html




学校での履修状況にもよりますが、

受験生のみなさんは、およそセンター試験の受験科目はこの時期にはすでに決めてますよね。



・・・しかしです。



下の表に過去3年のセンター試験地歴公民の平均点推移を並べてみました。



もっとも平均点が高く、安定して推移しているのは、「倫理」です。

同様に2012年度のみのデータしかありませんが、「倫理・政経」も高いですね。

「地理」も、インプットする量も考慮すると、知識量の多い「日本史」、「世界史」に比べ、効率的にも平均点は高いと言えますね。



逆に、低く推移しているのが、「政治・経済」です。

「現代社会」も昨年度は極端に低く、これも低めで推移していると言えます。


これら、平均点高値安定と低値安定を比べると、10点弱程度の差になります。




2010年度
2011年度
2012年度
2013年度
世界史A
52.31
48.42
43.62
世界史B
59.62
61.46
60.93
日本史A
48.42
52.01
48.74
日本史B
61.51
64.11
67.92
地理A
53.58
52.58
47.42
地理B
65.11
66.4
62.16
現代社会
58.76
61.76
52.1
倫理
68.66
69.42
69.01
政治・経済
59.16
58.97
57.99
倫理、政経
67.14





特に、理系受験生の人、

今現在、社会について詰め切れていない、あるいは、なかなか成果が出ていない、というのであれば、「倫理」や「地理」へ変更もありではないかと思います。

切り替えるにしても、センター試験本番まで、約3カ月半。

今がリミットです。



高校2年、1年の人は、このような情報を今のうちから意識して、計画を立てることが大切ですね。


では次の更新まで。





2012年10月1日月曜日

第2回静岡県学力調査対策(数学編)



さて今日から10月となりました。

12月の第2回静岡県学調まで、あと2カ月です!

今回は、定期テスト対策、学調対策と忙しい高校受験生のための、

『数学編』です



前回9月の第1回の範囲は平方根まででした。

今回の範囲は当然ですが、範囲が広がります。

各中学校で9月~11月にかけての定期テスト範囲となる、

『二次方程式』、『二次関数』、『相似』が含まれてきます!


ですから、定期テストでは、しっかりと対策を行っておくことが学調で得点することにつながりますし、何より、定期テストの結果が「内申点」に直結してきます。
(数学だけでなく、他教科も同じですね^^)



なおかつ、

12月4日の第二回学調に向けて対策も必要となってきます!



このように、定期テスト対策と学調や入試を見据えると、

この秋に学習する単元は、

基礎固め⇒定期テスト対策⇒入試レベル対策とできるよう、

勉強量を増やし、一気に進めていくことも必要です(^_^)




そんな忙しい高校受験生の人へ、、、単元ごとにポイントをどうぞ。




①二次方程式



ゆとり時代には含まれなかった『解の公式』、、活用できますか。必須です。

それから、二次方程式を利用する「文章問題」も様々なパターンに取り組んでおくことが必要です。

(昨年度は自然数に関する二次方程式の利用問題が出ていますよね。)





②二次関数



二次関数の式を決定することや、

Xの変域に対する、yの変域を求めたり、変化の割合についての理解は必須です。

ここまでは学調の二次関数の大問の設問(1)(2)レベルですね。

(設問(3)レベルでは、、、次に取り組みましょう。)

それから、学調対策では、二次関数と直線の交点を利用できることや、三角形の面積、平行四辺形の性質を利用した、グラフと図形の融合問題への取り組みが必須となってきます(^O^)/。

定期テストでも簡単な面積を融合したものは出題されますよね




③相似



三角形の相似条件を利用したものや、

平行線と比に関する定量問題、

面積比、表面積・体積比の定量問題

などに対応出来ることが必須です。新指導要領で加わった「相似な図形の面積比・体積比」は傾向として問われやすい内容です。




いずれもまず、「教科書」レベルや「基礎問題集」などの準拠問題集は、完全に解けるようにしておくことです。基礎問題集は直接書き込まず、ノートに反復出来るようにしておくのがベスト。学校で取り組んでしまえるようになればよりベターですね。

それから、学調、入試対策テキストへ進んでいきましょう。



この時期はそれくらい忙しいです(^O^)/がんばってください。





2012年9月29日土曜日

必勝の物理勉強法(理系基礎固め編)




「必勝の物理勉強法」(posted 2012.9.28)からの続編です。


前回は、教科書+準拠問題集+補足「橋元のはじめからていねいに」
という進め方の話をしました。



今回はさらに上のレベル、

難関私大や国公立二次試験の「基礎固め」で何をするか・・・・です(^u^)

ここでですが、「基礎」という言葉ですが、「かんたん」ではなく、「必要」という意味合いでとらえてほしいです。

つまり私大や国公立の入試問題を解くために「必要なものを固める」という目的で、どうするか。



巷の書店でいつも平積みになっている物理参考書






『物理のエッセンス 力学波動編・電磁気熱原子編』(河合出版)を、基礎の位置づけで取り組むことをよく見受けるのですが、


「かんたん」という意味合いで選択してしまうと、効果が出せずに挫折してしまうかもです(*_*;
解答解説は、比較的うすく、問題の中には難度の高いものもあります。


少なくとも教科書の問い例題ランクが終わって、内容が理解出来ている前提で、効果的です。

入試問題として取り上げられる、さまざまな現象に対しての、「解法を身につける」、つまり、「必要なものを習得する」のにいいと思います。




いわゆる入試問題を応用問題とすれば、

応用問題は基本問題(物理のエッセンス)の混合問題だ、

と考えると物理のエッセンスはお勧めだと思います。

だから、この参考書を物理の基礎固め用なんですね。





導入・理解のためのテキストではなく、解法習得のためのテキストと考えましょう。数学でいうとちょうど黄色チャート式のようなイメージですね(^u^)



なので、法則や公式の根本からの理解という面では、教科書や橋元さんのテキストで理解しておく必要があると思います(^O^)/





必要な人は、『橋元流解法の大原則1・2』(学研)を理解用として、エッセンスと並行出来ればいいかと思います(^u^)。


エッセンスと橋元テキストを行ったり来たりのイメージですね。



やっぱり「エッセンス」の3周程度の反復で解法を自分なりに書いてアウトプットし、

自分でマーキングした問題の「解法の想起」は常々必要ですね(^u^)



それでは、ここでひとまず区切りを(^O^)/。




2012年9月28日金曜日

必勝の物理勉強法


では物理を勉強すると決めた人、とのように勉強していけばいいでしょうか?

まず、「力学」から始まりますが、
そこがガタガタだと、その後も苦しくなります。力学の現象がイメージできないと、その後やってくる電磁気や波動のイメージも難しいです。

そんなこともあり、独学での習得は、かなり負担になると思います。

「必勝の物理勉強法」と書いておいて、拍子抜けかもですが、



やはり学校の授業と教科書と「センサー」や「セミナー」などの準拠問題集を軸とするのが基本です。



学校の担当の先生によっては、教科書を使わず、独自にプリントを準備してもらえることもあると思います。それも重要語句や公式など書き込めるプリントです。
そこに落とし穴があるのであって、このプリントを作ることで教科書を全く読まない人が出てきます。


教科書で体系だてて、読んで、復習できるようにしておくべきです。


そこではじめて、しっかり計算されつくして準備されたプリントが生きてくると思います。





では具体的に。



その①

教科書の内容を理解出来るまで読み直して、現象や図示された力の方向や公式の導かれ方を理解すること。本文以外の「参考」「実験」なども目を通しておいた方が賢明。センター試験などの題材になる場合があります。
















その②

教科書の項目ごとに、内容を理解した後、「問い」「例題」に取り組むこと。
解き方がわからない、どうしてこの答えが出てくるのか・・・・
という場合は、『教科書ガイド』で確かめる(^_^)






その③

教科書だけで理解や数式の使い方に苦しむ場合、
『橋元の物理をはじめからていねいに 力学編・熱電磁気波動編』を単元ごとに併用して理解するのがいいです。もちろん演習にも取り組む(^_^)。






その④

準拠問題集「セミナー」や「センサー」などの基本問題(センサーにおけるstep1)、例題、標準問題に取り組むこと。
学校にもよりますが、定期テストであれば標準問題(セミナーにおけるstep2)で十分だと思います。


















まずここまでで、オーソドックスな現象に公式を利用していけることが前提です。





ここで、ですが、

「教科書を理解する」、とか、「問いに取り組む」、とか書きましたが、

ノートに、公式を導く式の展開や図、演習の解を書いて手を動かしてほしいです。

問題で与えられた現象を図示して、数式に変換して展開していくことで、問題を解きます。

理解にとどまるのでなく、書きだす「アウトプット」が中心です。


では、ここでまた、ひとまずはずします(^O^)/




2012年9月26日水曜日

受験勉強を左右する物理選択



受験科目として、『物理』を選択するかどうか、

文系志望者なら、ともかく、

理系志望者では、

けっこう、頭を悩ますタネになってる人が多いのではないか、と思います。

なぜかと言うと、物理って、

「難しい!」、

「複雑!」、

「イメージできない!」、・・・・

というひとが圧倒的に多いからです(*_*;

(自分の身の回りの自然現象を数式で表現しているんですから、難しいの当然ですよね。)


それでも、物理を取ろうかどうか迷ってしまう・・・

それは、できるようになれば、物理は得点しやすい、

と考えてしまうからでは(^_^)?

他の科目に比べて、得意・不得意があるレベルではっきりと分かれるのが物理です。

どこまで頑張って勉強を続けるか、、、という問題も出てきます。





では、何を基準にして考えるか?


その壱

将来の進路、理工学系(機械・電子・情報・建築・・・等)を考えている人、

大学進学後の専門分野の基礎となる科目です。

「いやだ!」とはいえず、

勉強することは必要です!(^^)! 絶対勉強しておきましょう。

というより、勉強しなければ受験出来ない場合がほとんどです。



その弐

理系の人でも、計算力、数式の処理、数式への変換が苦手な人、

物理の教科書に書いてある本文、図が理解できない人、

数学でもそうですが、

例題などを解く際に、ノートに書かずに解答をずっと読んで理解する人、・・・等


これらの人は、しばらく学校授業で勉強をつづけて、

アレルギー的な症状がでてきたら、

選択は控えた方が、

賢明です(^_^)。



物理は、独学で勉強するには、

すごく負担の大きな科目だと思います。

 


しかし、現在は昔と違って、わかりやすい初心者向けの参考書が出ています。


『橋元の物理をはじめからていねいに 力学編』(東進ブックス)


いろいろ勉強法はありますが、

学校授業+教科書、

さらに授業と該当する「橋元の物理をはじめからていねいに」の力学編を並行して取り組む、

それでもだめなら、「個別指導を受ける!」、

それでもだめなら、受験選択を控える(*_*;



苦手の物理の選択は、受験勉強の重みになります。


すくなくとも高2の冬には、方針を決め、区切りをつけるのが賢明です(^O^)/






2012年9月25日火曜日

センター試験、上手い出願



9月もすでに最終週。

だいぶ季節も秋めいてきました。。。




10月1日から、いよいよセンター試験の出願が始まります!

今日は出願時のポイントについてです。














ポイント①



昨年度から、受験科目の事前登録をするようになっていますが、

今年は、

出願後も、登録を修正できます。





ポイント②



地歴公民と理科の受験科目登録は、

『1科目受験』か、『2科目受験』か、『受験しない』

で登録します。



問題冊子は、当日、パックで配布されるので、

問題配布後に、その中から受験科目を選択する形になります。



地歴公民は、問題配布後、10科目の中から受験科目を選びますが、

志望大学が課す受験科目に沿った形で、

問題をえらぶのは言うまでもありません。






















いろいろと戦略はあるとおもいますが、

早い段階で、受験登録を限定してしまうのは得策ではありません。

たとえ、大学が理科、地歴公民を1科目だけ課していても、

理科、地歴公民とも2科目受験をお勧めします。



とくに、高得点科目を成績利用する大学では、だめもとで2科目受けるべきです。

文系の理科など、

全く勉強していなかった理科総合Bが、

第一解答科目より予想以上に点数を上回ってボーダーを超えた!

という生徒を、昨年、実際に見てきました。



なにはともあれ!

各々の受験戦略がうまくいけば、とてもいいのですが、

どういう進捗、方針になるかは、わかりません。

選択肢は出来るだけ残しておくことをお勧めします。


では、またの更新まで。(^O^)/




2012年9月21日金曜日

駿台ベネッセマーク模試



秋分の日。

今年は116年ぶりに22日になってるようです。



普段どおり23日なら、3連休なのにね~(^^;



夏休み明けの駿台ベネッセマーク模試が今週末基準日ですね。



センター試験の前哨戦ですが、


夏休みの成果を試す、、、


のではなく、


夏休みにやり残したことをチェックする、

これからにつなげる、


ことに考え方をシフトするといいと思います!(^^)!




ベネッセのページに、

こんなデータが載ってました。



5-7文系/5-7理系(900点満点)
大学 得点 偏差値 大学 得点 偏差値
北海道大 649 62.7 信州大 544 54.7
東北大 657 63.4 名古屋大 670 64.2
山形大 510 52.2 京都大 727 68.5
筑波大 628 61.5 大阪大 683 65.7
千葉大 608 59.9 神戸大 659 64
東京大 772 72.3 岡山大 606 59.9
東京工業大 681 64.1 広島大 604 60
一橋大 698 69.1 愛媛大 527 53.7
横浜国立大 641 63 九州大 654 62.9
新潟大 555 56.1 熊本大 583 58
金沢大 599 59.3 鹿児島大 525 53.4



国英歴文系/数英理理系(600点満点)
大学 得点 偏差値 大学 得点 偏差値
北星学園大 307 50.8 明治大 446 64.9
東北学院大 289 48.6 立教大 440 65
青山学院大 416 62.1 早稲田大 486 69.3
慶応大 488 68.7 中京大 334 53.4
駒澤大 352 55.7 南山大 391 59.8
上智大 460 66.8 同志社大 454 65.3
専修大 351 55.7 立命館大 417 61.5
中央大 432 63.9 関西大 393 59.1
東洋大 335 53.5 関西学院大 408 61.4
日本大 344 53.9 松山大 308 50.8
法政大 399 60.1 西南学院大 368 57.5



昨年度の各大学合格者の模試平均点です。

ひとつの目標としてみてはいかがですか。